日程

チャンスは年3回、各回の実施級は要確認

 FP技能士試験は例年1年に3回、5月、9月、1月に実施されます。
ただし、5月実施のFP試験については2級、3級のみの試験となっているので注意が必要です。
また、1級FP試験については9月、1月に学科が行われますが、実技試験の日程はそれぞれ別に設けられており、6月、2月に予定されている点に特徴があります。
詳細はきんざい、日本FP協会の公式HPに掲載されているので、受験を決意したらまずはいつの受験を目標にするのか、具体的な試験日を確認し検討すると良いでしょう。

FP試験に向け学習する過程においては、どうしてもスランプに陥ることもあるかと思います。
そんな時には、FP試験日までの日数を常に振り返るようにしましょう。
まだまだ時間があることが分かればそれだけで必要以上の焦りが消えますし、一方で
あまり期間がないと気付けばやる気が戻ってくるかもしれません。

FP試験合格のカギは「試験日に知識のピークを迎えられるよう計画を立てること」にあります。
そのために、試験日程は常に念頭に置いておくことが重要なのです。

 2級、3級の場合、FPの試験時間帯としては、各試験日の午前中に学科、午後に実技が予定されています。
いずれも1日がかりの長丁場になりますから、試験対策の段階でしっかりと集中力を養っておくことが必要です。
具体的には学科で2時間、実技で1時間半ですから、日頃の学習には90分(1時間半)サイクルで取り組んでおくのがオススメです。

この「90分」というのは、実際のFP試験時間に標準を合わせるという意味合いがもちろん強いのですが、もうひとつ大きな理由があります。
ある科学者によると、「ヒトが一度に集中できる時間数は90分が限度」という研究データが証明されているようです。
こうしたデータより、今日ではFP試験に限らず、その他の資格試験対策や大学受験対策において「1コマ90分」の鉄則が重視される傾向にあります。

「90分」というと少々心もとないイメージではありますが、実際に学習に取り組んでみると、そうとは感じられないものです。
むしろ、90分を超える学習時間においてはどうしても集中が途切れがちになる、もしくは眠気に襲われるといった事態に陥りやすくなるのではないでしょうか?
受験生の皆さんも、FP試験対策の際には、ぜひこの「90分」を意識してみましょう。


試験内容

学科6科目+実技科目!幅広い分野への理解が必要

 FP試験では、異なる6分野への理解が求められます。
「合格率30%」というデータから「実際はどうってことはないんじゃないの」と思われてしまいがちなFP試験ではありますが、その内容はかなり専門的。
すべての科目についてまんべんなく、基本的な理解が求められる難易度の高い資格試験なのです。

 FP試験の試験科目は「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」の6科目。
あまり耳慣れないワードばかりが並ぶ印象ですが、実は私たちの人生に深く関わることばかりです。だからこそ、FPという資格が幅広く様々な方に目指されているのかもしれませんね。
それぞれの科目の概要は下記の通りです。

○ライフプランニングと資金計画
主な内容は社会保険と年金。健康保険や労災保険、雇用保険、そして国民年金や厚生年金といった内容を軸に、確定拠出年金など最近の話題にも触れて構成されています。

○リスク管理
リスク管理という名称の分野ではありますが、内容的には民間保険について学ぶことになります。メインとなるのは生命保険と損害保険で、この科目の8割がたはこれら2分野からの出題です。
基本的な保険の仕組みや商品名、控除などの税金関連が問われます。

○金融資産運用
お金や資産の運用を学ぶこの分野では、主に株式投資からの出題が目立ちます。
株というとどうしても難しそうなイメージがつきものですが、基本的な内容理解と用語のチェックでかなりカバーできます。

○タックスプランニング
税金関連の知識が求められるタックスプランニングでは、所得税、法人税、消費税からの出題が主となります。
それぞれ種類が多く、複雑な内容ではありますが、FP試験における他分野との関連性も強い科目ですから、特に力を入れて習得する必要があります。

○不動産
不動産関連の法令から税金、取引の手法など、不動産関連全般の知識が求められる科目です。学科では暗記、実技では建ぺい率などの計算が重視されるので、出題傾向にあわせた対策が不可欠です。

○相続・事業継承
相続にまつわる法律や税金についての内容がメインとなるこの科目は、FP試験の中でも特に難しい分野であるといわれています。
法令への理解から税金の計算まで出題は多岐に渡るので、基本の徹底理解がモノを言うでしょう。

 幅広い分野への理解が求められるFP試験ですが、いずれも基本的には「あまり深追いせず、出題傾向・ポイントに沿った学習」が有効です。
また、常に「自分が今どの科目のどの部分を学習しているのか」を意識することで、知識の混同を防ぐことが出来ます。


合格基準

2級・3級では学科36点/60点、実技30点/50点が合格ライン

FP試験の合格基準は、得点によって定められています。
数ある国家資格の中には、FP試験のように「得点」で合否が決まる合格ラインが明確なものと、他の受験生との比較で毎年基準が変わるものとの2パターンがありますが、受験生の側からしてみれば、前者のタイプの方が基準がクリアなため、合格に向けての目標がより立てやすいと感じられるのではないでしょうか?

FP試験の具体的な合格基準は、

  • 2級・3級で学科36点/60点、実技30点/50点
  • 1級で学科、実技ともに120点/200点
となっています。
いずれも総得点の60%のラインがそのまま合格基準とされているというわけですね。
FP試験の内容を見てみると、たとえ3級といえども「なかなか手強いな」といった印象を受けられる方も多いかもしれません。
しかしながら、言ってみればすべての問いに対して完璧に正答を導き出す必要はなく、「半分と少しだけ出来ればよい」というスタンスで良いのです。
しかも、FP試験で問われる内容には比較的基本的な問題も多い。
難しい応用問題が解けなくても、基本が分かっていればその基準を十分に満たしてくれます。
そうなると、FP試験の敷居がぐんと低く感じられる様な気がしますね。

実際にFP試験の受験勉強に取り組む際にも、ぜひこの合格ラインを常に頭において対策するのが良いでしょう。
勉強に煮詰まってしまった時にも、「完璧でなくていいんだ」と思えるようになれば、辛いFP試験対策もぐんと楽に感じられるはずです。

「6割、半分と少しで十分」、この思考は長い長い受験生活においてはずいぶん意味のあるキーワードになることでしょう。


2級 or AFP?難易度の違いは?

合格率で安易に判断せず、過去問を見て決めるべし

さて、冒頭でFP試験の制度について簡単にご紹介しましたが、きんざいとFP協会それぞれが運営するFP試験にはどんな違いがあるのでしょうか?
また、初学者であればどちらのFP試験を受験するのが良いのでしょうか?
ここでは、きんざいとFP協会の相違にクローズアップして、ご紹介していきたいと思います。

FP試験において、「きんざいか?協会か?」の議論が交わされるのは2級試験です。
FP2級技能士を名乗るためには、「協会主催のAFP認定試験に合格する」か「きんざいの2級検定に合格する」のいずれかにクリアしなければなりません。

このように2種類の方法がある場合、「どちらの道が近道か」といったポイントは受験生にとって最大の関心事であると言えましょう。

まずは、きんざいのFP試験の特徴についてですが、おおよそ下記の通りまとめることが出来ます。

  • 問題数が少ない(問題冊子15~20ページ)
  • 問題の難易度が高い(マニアック、細かな知識を要する)
  • 実務というよりは、わりと教科書的な知識が重要視される
  • 問題が少ない分、1問のミスが大きく影響する

一方で、協会によるAFP試験の特徴といえば、
  • 問題数が多い(問題冊子35~40ページ)
  • 基本レベルの出題が目立つ
  • 確定申告やキャッシュフロー表など、身近な素材からの出題が多い(実務経験者向き)

といった項目にまとめることが出来るでしょうか。
このように、きんざいと協会ではFP試験の内容に若干の差があるような現状です。


それでは、「それぞれのFP試験の合格率は?」というと、学科・実技ともにきんざいでおおよそ20~40%前後、FP協会で35~45%程度と、協会主催のFP試験の方が高くなっていることが分かります(詳細は「合格率のウソ、ホント」にて)。
このように紹介すると「それならば、だんぜん協会主催のFP試験を受験する方が得なのでは?」と思われがちですが、安易に決断するのは危険です。
FP協会の試験の場合、わりと実務者向けの内容が問われる傾向にあるため、当然のごとく実務経験者の受験が目立ちます。
そうなると、協会は必然的に受験者のレベル自体が高いと言えるわけなんですね。
初学者のアナタに向いているかどうかはまた別問題、ということになります。

きんざいが協会か、どちらのFP試験を受験するかは、しっかりと過去問をチェックしてから決めるようにしましょう。


きんざい?協会?どちらを受ける?

両者を上手に活用して、FPとしてステップアップを目指す

FP試験を受験する際、ぜひ事前にしっかりと考えておきたいのが「どんな風にステップアップしていくか」というポイントです。

FP試験に挑戦し資格を得るだけが目的なのか、もしくは本格的にプロとして仕事をしていきたいのか。

こうした問いかけは何もFP試験だけに限ったものではありませんが、3級→2級→1級とステップアップの道がどんどん続くFP試験の場合には「どの程度まで目指すのか」によって試験の受け方もずいぶん変わってくるのではないかと思います。

 

FP試験の場合、「きんざいか協会か」で試験内容やその後のスキルアップの仕方が変わります。

詳しくは次項(「2級orAFP?難易度の違いは?」)でご紹介しますが、試験問題に関して大まかにいえば「きんざいは教科書的な出題」「協会は実務的な出題」が目立つという特徴があります。

また、協会のFP試験を受験し晴れてAFPやCFPに合格した場合、協会への登録料や継続教育費用など、経済的な投資が必要となってきます。

一方で、きんざいのFP試験では合格後にこうした負担が発生することはなく、一度合格してしまえば生涯「FP技能士」を名乗ることが出来ます。

 

これからFP試験に挑戦される方は、きんざいと協会それぞれの特徴を見極めつつ、自らのライフスタイルに合っているかどうかで判断していくのが良いでしょう。

もっとも、「仕事に活かすかどうかはまだ分からないけれど、教養として知識を持っておきたい」という程度でしたら、まずはきんざいのFP3級試験からスタートし、その後2級、AFPとステップアップするかどうかを決めるのが妥当かもしれませんね。


合格率のウソ、ホント

「きんざいよりも協会のほうが合格率高め?」の裏側

前項で「2級がいいの?それともAFP?」という話題に触れましたが、それぞれの合格率に注目した場合、きんざいと協会では下記のように比較することが出来ます。

試験日 きんざい
学科
協会
学科
きんざい
実技
協会
実技
2012年1月 20.29% 38.96% 23.02% 49.17%
2011年9月 24.98% 43.11% 44.02% 50.66%
2011年5月 29.69% 42.51% 42.65% 56.92%
2011年1月 21.43% 35.63% 25.02% 69.34%
2010年9月 30.31% 43.11% 35.05% 36.64%
2010年5月 49.50% 55.20% 68.07% 42.23%
2010年1月 23.49% 29.17% 32.61% 43.06%
2009年9月 29.09% 34.25% 38.56% 44.58%


上記は、きんざいとFP協会それぞれの公式HPに公表されているデータをまとめたものです。
また、きんざいの実技試験については初学者の大多数が選択する「個人資産相談業務」での合格率を採用しています。

いかがでしょうか?
分かりやすいように合格率の高い方を赤で記しましたが、「協会の合格率の方が高い」のは一目瞭然ですね。
こうなると、「FP試験受けるなら協会で・・・」と言いたくなりますが、ちょっとストップ!ここで、前項の後半部分につながってくるというわけです。

 協会のFP試験を受験する人の場合、その出題の特徴から、すでに実務に携わっている方が多い傾向にあります。
また、資格取得後に投資を要するAFPやCFPを目指す方ばかりですから、いわば“その道のプロ”を目指す人ばかり。
単なる教養のためのFP試験ではなく、その先も見据えて挑戦されているのです。
よって、協会側のFP試験の合格率の高さというのは、単純に「試験内容が容易だから」とは言い難いということになります。

 FP試験で公表されているデータの裏側、少しはお分かりいただけたでしょうか?
こうした背景を心に留め、相応しい方のFP試験に挑戦できると良いですね。


膨大な試験範囲、どう勉強する?

キーワードは「浅く広く」。脱・完璧主義で効率重視の学習を


 FP試験の勉強に取り掛かってみると、次第にその「試験範囲の広さ」に悩まされるようになります。

一つひとつの分野はどうにか理解できるが、
違う内容を学習すると一度頭に入れたことも忘れてしまう。
異分野同士の学習内容がごちゃまぜになってしまい、うまく覚えられない。
そもそも覚えることが多すぎて大変・・・。


こうしたお悩みは、FP試験初学者であればあるほどよくあるトピックスです。
FP試験の幅広い試験範囲、一体どのように攻略して合格を目指すのが得策なのでしょうか?

 FP試験の学習のコツはずばり、「欲張りすぎないこと」。
細かな知識をすべて完璧に覚えようとしたり、一度で完璧に仕上げようとしたり、といった勉強は厳禁です。
重要なのは、「広く浅く」
を心がけること。
出題されやすいポイント、すなわち基礎を中心に、どの科目でもまずは基本的な事項を押さえることです。
これを反復することによって、自然と基礎固めが出来、FP試験で求められる細かな周辺知識も身についてきます。

 また、FP試験においては「問題演習」も知識の定着に役立ちます。
ポイントは、「なるべくこまめに問題を解いてみる」
こと。
ひとつの単元が終わるたびに、習得した知識がFP試験でどんな形で出題されるのかを確認する意味で、軽く問題に触れておくのが良いでしょう。
「過去問演習はひと通り学習が済んでから・・・」という方もいらっしゃいますが、これはあまりオススメできません。
この場合、演習に取り組む段階ではすでに知識は抜け落ちていますから、あまり効率が良くないのです。
解けなくても良いので、とにかくこまめに問題を見るよう、心がけてくださいね。
 

合格直結の教材選び

“見やすさ重視”で理解度UP!


 FP試験の合否に大きく関わるポイントといえば、やはり「教材選び」ではないでしょうか?
FPの試験勉強で使うテキストは、いわばアナタが習得する知識そのもの。
内容の質にこだわりたいのはもちろんのこと、理解が進むものかどうか、出題される事柄が的確にまとめられているかなど、こだわるべきポイントはたくさんあると思います。
しかしながら、初めてFP試験に挑戦される場合、どんな教材が良いのか見極めるのに苦労するものです。
そこで、このページでは、初学者でも無理なく学べるFP試験対策テキストの特徴を、簡単にまとめておきます。


◎テキストが見やすいかどうか
FP試験では、たとえ3級といえども、難しい専門用語があちらこちらに登場します。
初めてFP試験を受験する際、まずネックとなるのがこうした「FP試験特有の語彙を正しく理解できるかどうか」という点です。
難しい内容の理解には、しっかりと図表やイラストなどで理解しやすいような工夫がされているかどうかはぜひ事前に確認しておきましょう。
時折、文字ばかりの単調なページ展開の教材も見受けられますが、これでは期待通りの学習効果は得られません。
また、白黒よりもフルカラーのテキストが、視覚からの理解に役立ちます。


◎FP試験に出題されるポイントがコンパクトにまとめられているかどうか
出題範囲が多岐に渡るFP試験。
その内容を詳細に把握しようと思えば、実に膨大な時間がかかってしまいます。
効率良く合格を目指すなら、まずは出題されるポイントのみに的を絞り、必要な知識のみをピックアップして頭に入れていくのが得策です。
よって、最初から細かな知識に目がいってしまうような教材はNG。
出題ポイントがひと目で分かるよう、コンパクトにまとめられているテキストがオススメです。


◎講義の内容が充実しているか
FP試験の難解な内容の理解をスムーズにしてくれるのが、プロによる対策講義です。
書店などで売られているテキストのみでFP試験に臨む方もいますが、初学者の場合、どうしても文字を追うだけではカバーしきれないということも多々あるもの。
こうした理解不足を補ってくれるのが、解説講義の役割です。
通学や通信で学習する場合、講義が分かりやすいかどうかは大切なポイントになります。


「通信>通学」ってホント?

授業や教材の質、受講料、サポート・・・最近の通信は意外と侮れない!


 FP試験の受験を決意したら、次に決めるべきなのが「どんな方法で勉強するか」。
皆さんも今、相応しい学習法を求めてあれこれネットでお調べになっている最中なのではないでしょうか?

そんなFP試験受験生にオススメしたいのが、「通信教育」という選択肢です。
資格受験といえば、一般的には「やっぱり予備校に通うべきかな」というイメージが強いと思われがちなのですが、最近では社会人を中心に「通信教育」の活用がぐんと増えているんです。

 しかしながら、「通信教育」というと、どこか不安感のようなものがつきものです。
「教材が粗悪なものだったらどうしよう」「仕事をしながらこなせるかどうか不安」「質問応対はどうなっているの」など、自宅で気軽にスタートでき、受講料も比較的安価な通信教育については、一方である種の心もとなさのようなものが感じられてしまうことも確かです。ひと昔前には、「教材が送られっぱなしでその後のフォローが一切ない」といった悪質な教材も出回っていたこともありました。

ですが、これはFP試験対策に限ったことではありませんが、最近の通信教育は世の資格ブームを背景に、ぐんとそのクオリティが高まっています
テキストの充実度はもちろんのこと、近頃では映像講義の提供が当たり前になってきており、初学者でもスムーズに学べる授業展開の講座が数を増しています。
また、通信教育といえども学習面や生活面でのサポートにもしっかりと対応する会社が増えており、質問応対や学習計画のフォロー、悩み相談などにも親切です。

各社の様子を知る限りでは、「通信教育だからと言って、すべてを受講生任せにするような時代はもう終わりを迎えた」と言っても過言ではないでしょう。

 講座内容が充実していれば、通信教育は何かと忙しい社会人のFP受験生にとっては心強い味方となるでしょう。
予備校への通学にはどうしても金銭的、時間的負担を要しますから、この点が解消するとなると、ぐんと学習にも取り組みやすくなるはずです。

FP試験対策に通信教育、「これまで選択肢になかったけれど・・・」という方も、まずはサンプル教材や問い合わせなどでそのクオリティを確かめてみてはいかがでしょうか?


複雑なFP試験制度は、民間資格から国家資格への移行によるもの

いざ「FPを目指そう!」という方にとって、非常にややこしいFPの試験制度というのは最初に頭を悩ませるポイントになってくると思います。

きんざい?FP協会?それぞれで試験が行われているようだけれど、一体何が違うの?

同じFP資格なのにどうして2種類もあるのか、そしてそれぞれどのような違いがあるのかなど、ちょっと調べただけでは分かりません。
オススメの学習方法を伝授してくれるサイトはあまたあれど、前提となる試験制度について解説する情報ページというのは意外にも少ないのが現状です。

このサイトでは、難解なFP試験の制度の仕組みを始め、巷に溢れるFP試験にまつわるあれこれをぎゅっとまとめ、受験生の皆さんにご紹介しています。
あらゆる疑問をクリアにして、どうぞすっきりとした気分でFP試験に臨んでください!

さて、まずはFP試験の試験制度の概要について、簡単にまとめておきたいと思います。

今でこそ「国家資格」として知られるFPですが、もともとは民間資格としてスタートした資格でした。
当初より運営母体は「NPO法人日本FP協会」と「社団法人金融財政事情研究会(以下、「きんざい」)」があり、ひとくちにFPと言っても2種類の異なる民間による試験が存在したと言うわけです。
国家資格としてのFPが誕生したのは2002年のことでした。
これにより「FP技能士」に改称されますが、母体としてはきんざい、FP協会がともにFP技能士試験の指定機関として認定されることとなり、実質的には従前とさほど変わりのないような状況に落ち着いたというわけです。

きんざいが行うFP試験は、従来通り1~3級の検定が設定されており、そのままFP技能士の級として認められます。
一方で、FP協会主催のFP試験に関しては、2級FPとAFP認定の両方が兼ねられたテストとなっており、合格して登録すればそのいずれも名乗ることができるようになります。
しかしながら、1級FP技能士の場合はCFP認定のみでは名乗ることができません。

ちなみに、きんざいとFP協会の相互性に関しては、

  • FP2級の受験資格のひとつに「協会認定のAFP認定研修修了者」が定められている
  • 2級合格者が所定の認定研修を修了することで、FP協会のAFPに認定される
  • CFP合格者は1級FP技能検定の学科が免除となる

といった項目が挙げられます。
運営団体は違えど、どんな切り口からでもFP資格を目指せるよう様々な配慮がされているといった印象を受けますね。

何かとややこしいFP技能士試験ですが、ステップアップの方法としては
  1. FP3級→FP2級→AFP→CFP→1級
  2. FP協会認定講座受講→AFP・2級→CFP→1級

のいずれかがスタンダードであると思われます。

もちろん、実務経験の有無によって変わってくる部分もありますが、未経験者であることを想定すると概ねこのようになるでしょう。


次項以降では、難解なFP試験についてもっと掘り下げて解説していきます。
ぜひ、参考になさってみてくださいね!